健康と長寿を祈って大晦日に食べる年越し蕎麦。

日本人のこの食習慣は、栄養学的にも裏付けされています。

蕎麦は良質なタンパク質だけでなく、白米の2.5倍もの食物繊維を含みます。

また、蕎麦の薬効成分のルチンやカテキンも注目されています。これらの成分は、毛細血管を強くしたり、老化を防ぐ作用があります。蕎麦を食べれば、体のすみずみまで血行がよくなり、若々しくなれます。

ただ、蕎麦は栄養的に見ると、脂質、ビタミンA、C、D,E、カリウム、鉄、カルシウムなどが不足しています。『お昼は掛け蕎麦』だけでは、疲労回復には役立たないです。野菜の天麩羅などと一緒に食べて、栄養を補うのが賢い食べ方です。

また、蕎麦を茹でた蕎麦湯には栄養が溶け出しているので、お茶代わりに飲んだりして活用しましょう