『精神的に疲れる』って、どういうこと?
運動しなくても、ひどく疲れることがあります。
たとえば、授業を受けたり、会議に出席してじっとしていても、ドッと疲れることがあります。
それも、ひどく退屈だったり、面白くもないのに態度はまじめにしていなければならないとき、疲れ方が激しくなります。
そういった精神的な疲れの原因は、脳のなかの『古い脳』(視床下部=自律神経の中枢)にあるといわれています。
考えたり、物事を判断するのは、『新しい脳』(大脳皮質)で行われますが、こちらは意外に疲れにくいです。それよりも、古い脳のほうが疲れやすく、古い脳が関係している感情や意欲が刺激されない環境におかれると、人は、疲労感を訴えることになります。
そういわれると、学生時代、興味がなく、つまらない授業ほど疲れ方が激しかったと思い当たる節があるのではないでしょうか。
しかし、そのつぎに、好きな授業があったり、昼休みだったりすると、そのつかれは一気に吹っ飛んだはずです。それだけ、感情や意欲の疲れは、立ち直るのも早いです。
ここにも、ストレス解消や気分転換が重要な理由があります。